妊娠に対する意識の高まりから、近年では早く赤ちゃんを授かるために「妊活」を積極的にして妊娠力をアップさせる努力を怠らない女性が増えています。
数ある妊活の「やるべきことリスト」の中でももっとも最初に手を付けやすいのが、毎日の食べ物を意識することでしょう。
今回はそんな妊活に効く食べ物に焦点を当て、いろいろとご紹介したいと思います。
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妊活の極意!妊娠しやすい体づくりの条件
まず妊活のため「食べ物に気を配る」といっても、食べることによって一体どんな体づくりを目指せばよいのかが曖昧では意味がありません(それに続かないでしょう)。
ですから妊娠しやすい体づくりに対してどんな食べ物がどのように効果を発揮するのかを見ていきます。
1.体を温める食べ物
妊活に効く食べ物の条件その1は、食べることで体を温めるものです。
女性には非常に多い冷え性は基礎体温を下げるだけでなく、卵巣の働きを弱め、慢性化すると排卵障害やその他の不妊の原因にもつながるほど深刻なものです。冷え性というとあまりにも一般的過ぎて、それほど関係がないように聞こえますが、体が冷えているというだけで妊娠は難しくなるのです。
逆に言えば体が温まり、体温が上がるだけで妊活には効果的だと言うこともできます。
体を温める食べ物として代表的なのがショウガ、ネギ、ゴボウやレンコンなどの根菜類、カボチャなど、冬場に美味しくなる野菜たちです。
2.ホルモンバランスに作用する食べ物
ホルモンの分泌が滞っていると、さまざまな不妊につながります。
女性ホルモンバランスの狂いには生理不順やだるさなどの体調不良はあるものの、妊娠に影響しているかどうかに関してはほとんど自覚症状がないのが恐ろしいところです。なかなか妊娠できなくて病院で検査をしたら、初めて自分がホルモンバランス不良による不妊であったということに気付く女性は非常に多いです。
投薬をする以外に即効性のあるホルモンバランスを整える方法はありませんから、食事を見直すことでじっくりと、体質改善を図るのが良いでしょう。
ホルモンバランスを整えるビタミンは亜鉛やビタミンEです。
亜鉛は別名を「セックスミネラル」、ビタミンEは「妊娠ビタミン」とも呼ばれており、この2つの栄養素の組み合わせは妊活に強力に作用します。
ナッツ類や牡蠣、肉類、昆布やワカメ、黒ごまなどの黒色の食べ物に多く含まれ、とくにアーモンドは亜鉛もビタミンEも豊富なうえヘルシーで手軽でもありますから、おやつ代わりに食べることをおすすめします。
3.血液を浄化する食べ物
妊活成功には血液の質や循環の良さが非常に大事です。
良質な血液の生成とその代謝がうまくいっていないと体全体が滞り、必要な栄養素が子宮に行き渡らないほか、老廃物を適切に排出することができなくなります。さらにせっかく受精した卵がきちんと着床できるために必要な子宮内膜の状態も悪くなるため、妊娠率の低下や科学流産の可能性も出てきてしまいます。
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妊娠に成功したとしても、その血液が直接赤ちゃんにも流れると思うと、やはり血液の質と循環には気を付けたいところです。
血液の質を高め、循環を促す食べ物は赤身の魚や肉、トマトやニンジンなど赤色の濃い食べ物です。
またほうれん草やブロッコリーなど葉酸・鉄分を含む食べ物も非常に効果的です。
葉酸は妊活・妊娠に多く必要になる栄養素ですから、妊活を考え始めたらきちんと葉酸サプリで補っておくことをおすすめします。
4.卵子の老化を抑える食べ物
肉体の年齢は若くても、卵子の老化の進行は人によって差があるといいます。
卵子が老化するということは、妊娠力自体の低下を意味します。妊娠率の低下、先天性奇形の発生率やダウン症・自閉症発生率の上昇など、卵子の老化による妊娠と赤ちゃんへの影響は計り知れないほど大きいものです。
ただ卵子を「若返らせる」ことは不可能でも、なるべくフレッシュに保つことは可能です。それには葉酸やビタミンC、カカオ、ポリフェノールなどの摂取が有効です。
上記の栄養素には細胞の酸化を防ぎ、若々しく保つ効果があるため、卵子の時間を止める助けとなるのです。
葉酸サプリのほかフルーツやチョコレート、ココアや少量の赤ワインなどを食事に取り入れるのが良いでしょう。
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妊活に重要な栄養素
妊活における食生活では偏ることなく、様々な食材をバランスよく組み合わせることがもっとも大事なポイントです。栄養素は単一で働くわけではなくそれぞれが複雑にタッグを組んで体づくりをするためです。
ダイエットも良いですが極端に走ることなく、葉酸、ビタミンC、E,亜鉛など妊活に良い栄養素を中心にまんべんなく摂ることを心掛けましょう。たとえ妊活中でも妊娠中と同じくらい食べ物への注意を払うことで、より早く妊娠に近づけます。
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男性の妊活に効くのはどんな食べ物?
男性の妊活に欠かせない栄養素といえば、なんといっても「亜鉛」です。
亜鉛は女性ホルモンのバランスを整えるのにも効果的ですが、男性ホルモンでもそれは同じです。
男性が亜鉛を摂ると、精巣の機能がアップすることで精子の数・運動率ともに上昇し、精力減退や勃起不全をも改善します。精子が元気であるかどうかで受精卵の強さ、妊娠率も大幅に変わることから、妊活時の男性の亜鉛摂取は非常に重要だといえるでしょう。
亜鉛を多く含む食べ物は先述のとおり牡蠣を始めとする貝類や納豆、牛肉などです。
ただし亜鉛は食事から摂ってもおよそ7割が吸収されずに排出されてしまうといいますから、亜鉛を含むサプリで効率的に摂取することをおすすめします。
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妊活時に避けるべき食べ物
逆に妊活時に避けるべき食べ物は、女性の大好きなお砂糖が多く含まれるスイーツやアルコール、カフェインなどです。
これらは基本的に体を冷やし血の巡りを悪くする食べ物であるほか、消化・吸収に大量のビタミンやミネラルを消費してしまいます。妊活中の女性はできれば避ける、あるいは摂る量を減らす必要があるでしょう。
私も妊活中は泣く泣く大好きなお酒、カフェインを控える~全く飲まない習慣を付けましたが、結構ストレスのたまるものです泣。
でもじつはストレスも妊活には大敵ですから、爆発しない程度に量を控えて楽しむ分には問題ないと思います。
妊活にハーブを有効利用!
最近まで日本では妊活に漢方を利用するのが主流でしたが、もっと手軽に妊活に取り入れることができるのが、「妊活ハーブ」です。
東洋医学の漢方に使われるのと同じ(呼び方が違うだけの)ハーブが古来から西洋でも盛んに活用されており、漢方よりもシンプルな摂り方ができるのが特徴です。
ただし漢方と同じで、ハーブを利用した妊活の効果には個人差が大きく、万人に効くと言うことはできません。
ルイボスティー
妊活に良いハーブと聞いて真っ先に浮かぶのはルイボスティーですよね。
ルイボスには強力な抗酸化作用と豊富なビタミン・ミネラルが含まれるため、卵子の老化防止や細胞の活性化に効果があると言われています。
似たような効果のあるハーブにハイビスカスやローズヒップ、ネトルがありますが、ルイボスがもっとも手に入りやすく、栄養素も豊富です。
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シャタバリ、ペパーミント、ショウガ
体を温め、生殖機能を活発にする働きがあります。
お茶として飲むこともできますし、料理に加えて摂ることも可能なハーブです。
ラズベリーリーフ
子宮を温め血行の改善や収縮を促すハーブです。
ビタミン豊富で子宮を活性化しますが、子宮収縮の作用があることから妊娠中には飲まない方が良いとされています。
マカ
妊活といえば、「マカ」はルイボスティーと同じくらい、日本ではポピュラーなハーブです。
必須アミノ酸を豊富に含み、亜鉛やビタミンB群などのほか各種のビタミン・ミネラルがギュッと詰まっています。精子のもととなるアルギニンも豊富に含まれるため、女性だけでなく男性の妊活にも非常に効果的。
>>必須アミノ酸アルギニンも豊富に摂れる!「ベルタ葉酸サプリ」
妊活を強力にサポートする葉酸サプリ
妊活中の方ならすでに葉酸サプリを飲んでいる方も多いかと思います。
厚生労働省は実際に妊娠する最低でも1か月前から、「食事以外のサプリから」葉酸を摂ることを推奨しています。
これは食事から摂る栄養素の吸収率がしばしば半分程度にまで下がってしまうためで、妊活によって増える葉酸やその他のビタミン・ミネラルの所要量を補うため、葉酸サプリを積極的に飲むよう呼びかけているのです。
最近では妊活時~妊娠中、産後まで1本で補ってくれる葉酸サプリも発売されており、非常に便利です。
もうすぐそこまで来ているかわいい赤ちゃんのために、ぜひ栄養豊富で良質なものを選んであげましょう!
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